同人音楽族の歴史

何となく、思いついたので。ユリイカのまとめは明日に。こんなことやってる場合じゃないんだけどなぁ。
結構てきとーに書いたので、正しくない部分や、表現の適切でない部分もあるかと思いますが、しょうもないギャグだと思って、そこは目をつぶってください。たのんます。


むかしむかし、オタク大陸に同人音楽と呼ばれる民族が住んでいました。その姿は1980年代中頃から観察されはじめたといわれています。決して数の多い民族ではありませんでしたが、農耕民族である彼らは土地を耕し、作物を育て、それを売って細々と暮らしておりました。まだまだ農耕技術の発達していない彼らの作る作物は決して見栄えがいいものではなく、形も整っていませんでしたが、存外しっかりした味の物もあり、物好きな人に好んで買ってもらえました。
そんなある日、1990年代も終わりの頃、オタク大陸には葉鍵ブームが到来し、葉鍵地方での作物がよく売れるようになりました。そこで同人音楽族は焼畑農業により、葉鍵地方の特産品をたくさん作り上げ、たくさん買ってもらいました。
そうした中で同人音楽族はその数を増やし、より特徴のある味を求める者も目立つようになってきました。
葉鍵ブームの終わりの頃には農耕技術も発達し、誰もが簡単に形の整った作物を作れるようになりました。しかし、その一方で「形は良くなったけど、味が薄くなった」とぼやく消費者も一部ながらいたそうです。


葉鍵ブームが終わると、同人音楽族にはつらい時期が訪れます。もはや葉鍵地方の特産品は時代遅れ感が否めなくなりました。
「○○地方特産」というブランドに頼ろうとする同人音楽族は、色々な特産品を試しますが、どれもかつてほどの大きなヒットには恵まれませんでした。
そんな中で、焼畑農業ではなく、自分の土地を耕した作物作りに精を出す人達が台頭してきました。彼らの作るオリジナルの作物は非常に特徴的で、じわじわと客層を増やしていきました。中でも「歌姫」という種類が特に人気で、オタク大陸外へ輸出されるようにもなりました。中にはそのすばらしい農耕技術を駆使し、オタク大陸外へと旅立つ者も出てきました。


その一方、「地方特産」ブランドの盛り上がりが忘れられないのか、新たな土地を探していた同人音楽族はある日、東の方にとても大きな森が誕生していることに気づきました。2002年頃から急激に規模を拡大したこの東方の森は、それはそれは魅力的な森で、同人音楽族も当然ここに飛びつきました。その後オタク大陸全体を巻き込むほどの東方ブームが巻き起こることとなるのでした。
同人音楽族の作物にも多くの人々が集まりました。今まで買ってくれていた人達と顔ぶれが違うなぁと思いながらも、同人音楽族は東方の特産品を生産し続けます。同時に同人音楽族も東方の移民を受け入れ、どんどん大きくなりました。
同人音楽族もしばらくは安泰のようで良かったですね。


東方ブームもそろそろ終わりが見えたかと思えた2007年、オタク大陸にニコニコした人達が大量に押し寄せます。非常にユーモアに富み、奇抜な笑いと、それまでにない楽しさを提供するこのニコニコ族とオタク大陸の人達はすぐに仲良くなりました。中には傍若無人な振る舞いをするニコニコ族もおり、少し険悪なムードが流れることもありましたが、比較的仲良く融和していきました。


そんなある日、北の方のとても寒い地方で初音ミクという新たな技術が開発されたことが伝えられます。
今まで見たこともないようなこの不思議な技術にニコニコ族は興奮しっぱなしです。
ある日大陸の外からやってきたらしき人物達がこの技術を使ってニコニコ族の村で作物を作り始めます。これが非常にニコニコ族達に受けた。同人音楽族も当然この不思議な技術を使い作物を作り始めます。
初音ミクブームの到来でした。


初音ミクブームと同時に、同人音楽族は東方地方の特産品をニコニコ族の村へと出張販売しだします。予想通りこれがまた大ヒット。しかしニコニコ族は不思議なことに、作物の味ではなく、「キャラ」という調味料の濃いものが好きなようです。東方地方の特産品はその「キャラ」という調味料と非常に相性のいい作物でした。
ニコニコ族の需要に合わせて、東方地方での焼畑農業がまたかつての賑わいを見せ、勢いよく燃え出します。


それを見ていたニコニコ族や、オタク大陸で金儲けを企む人達がその炎を発見します。
「なんか同人音楽族とかいう奴らが最近初音ミクだとかいう技術や東方地方の森ですっごいもえてんだって!」「まじで!?すっげ楽しそうなことやってんじゃん。俺たちも手伝ってやろうぜ!」「そーれもっと燃えろー萌えろー!」
なんということでしょう!こんなにも無計画に燃やしてしまっては環境によくありません。確かに面積が増えるので作物の量は増えますが、こんなことでは出来の悪いひ弱な作物しか育ちません。あぁこのままでは焼き尽くされてしまいます。
同人音楽族はこれから一体どうすればいいのでしょう。


どうもしなくてもいいんじゃないでしょうかねぇ。


追記:補足というか蛇足